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歯周病と歯石について

皆さんこんにちは。

にしい歯科クリニック院長の西井です。

今回は歯周病のリスクと歯石についてお話ししたいと思います。

目次

心当たりはありませんか?歯周病リスクを高めるこんなコト

歯周病の直接的な原因は、歯の周囲に溜まったプラーク(細菌の塊)です。
それならばちゃんと歯みがきをしておけば歯周病にはかからないだろう、と思う方もいるかもしれません。
でも実際、歯みがきをきちんとしていてもかかってしまう人が多いのが歯周病であり、歯周病リスクを高める間接的な要因というものにも気をつける必要があります。
今回は、歯周病のリスクを高める要因についてご紹介します。

①タバコ
1日にタバコを10本以上吸う人は歯周病のリスクが5倍以上高まることが分かっています。

②糖尿病
糖尿病にかかっている人は免疫力が低下するため、歯周病にかかりやすくなります。

③歯並びの悪さ
歯並びが悪いと、歯ブラシが隅々まで届きにくいため、歯周病のリスクが高くなります。

④歯ぎしり
歯に大きな負担がかかる歯ぎしりによって歯周病の進行が速くなります。
食生活
プラークをためやすい食事(糖質の多い食事)は歯周病リスクを高めます。

⑤ストレス
ストレス状態になると唾液量の低下や免疫力の低下が起こり、歯周病のリスクが高くなります。

⑥唾液不足
口呼吸で口の中が乾いたり、薬の副作用による唾液分泌の減少などによって、唾液の自浄作用、殺菌作用、免疫作用などが働きにくくなり、歯周病にかかりやすくなります。

当てはまるものが多いほど、歯周病のリスクが高いと言えます。該当するものがある場合、改善できるところはできるだけ改善するようにしましょう。

歯石って悪いもの?どうして歯に付くの?

歯ブラシではなかなか落とせない歯石。
歯石が付いていても特に痛みなどを感じるわけではないのですが、放置しておくことはお勧めできません。
今回は歯石とはいったい何なのか、どうして落としたほうが良いのか、などについてご紹介していきます。

①歯石とは
歯の周囲に溜まった細菌の塊であるプラーク(歯垢)が、唾液中のミネラル成分によって硬くなったものです。
つまり歯みがき不足などでプラークが付いたまま放置されると、歯石が溜まってしまいます。

②歯石は悪いもの?
プラークは細菌の塊で、直接的に虫歯や歯周病を起こす原因となります。
一方、歯石は、毒性自体は失われてしまっていますが、ざらざらした表面にプラークを寄せ付け、一度付着すると取り除きにくくなるため、そこから歯周病を起こす原因となります。そのため、一度歯石がついてしまったら早めに落とす必要があります。

③歯石への対処法
歯石がついてしまうと、歯石に付着したプラークにより歯周病が悪化する恐れがあります。
そのため、歯石が付いたらできるだけ早く歯医者で落とすことをおすすめします。
ですが、普段のケアの仕方によって歯石をつきにくくすることも可能です。
具体的には、プラークが溜まりやすい歯と歯茎の間の部分にしっかりと歯ブラシの毛先を当てて磨くことです。
プラークの段階できちんと落としておけば、歯石になることもありません。
ぜひ皆さんもこの部分を意識して磨いてみてください。

歯のお悩み、クリーニングならにしい歯科クリニックへ

にしい歯科クリニックは、大阪市中央区の東高麗橋(天満橋駅と北浜駅のちょうど真ん中あたり)にあります。
平日は21時まで診療しています。
ネット予約も可能です。
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