むし歯は自然に治るってホント??
「むし歯は自然に治ることがある・・・」という話を聞いたことのある人もいるかもしれません。実はこの話は本当です。でも、どんなむし歯でも自然に治るかと言うと、残念ながらそうではありません。
目次
自然に治るむし歯は「初期むし歯」
自然に治ることがあるむし歯は、むし歯のかかり始め、つまり「初期むし歯」と呼ばれるものです。この状態は、歯の表面のカルシウムなどが溶け出して歯のエナメル質の表面が白く濁ってきている状態であり、まだ穴は空いていません。この段階は、いわばむし歯のグレーゾーンともいえる状態であり、実はまだ本格的なむし歯ではありません。
一方、穴が空いている状態や、エナメル質を超えて奥の象牙質に進んでしまったむし歯というのは、自然になることはありません。
初期むし歯を本格的にむし歯にさせない方法
①間食を控えましょう
間食はむし歯リスクを高めますので、極力控えるのが一番ですが、お子さんなどでおやつを食べる必要がある場合は、時間を決めて食べる、お口に長く糖分が残るものを避ける、などに気をつけましょう。
②歯みがきをしっかりと行いましょう
歯みがきは1日に3回、特に夜間はむし歯リスクが高まるため、夜寝る前は丁寧に行うようにしましょう。もちろん初期むし歯のところは重点的に行いましょう。
③フッ素を活用しましょう
フッ素は歯を強くしてくれます。家庭での歯みがきの際にはフッ素配合の歯磨き粉を使用し、歯科医院でも定期的に高濃度のフッ素塗布を行うことをお勧めします。
初期むし歯かどうかを判断するには
初期むし歯かどうかは、目で見る診断、器具による触診、レントゲンによる診断、専用の機器を使った診断を組み合わせて判断します。
当院では、最新型の虫歯判別装置ダイアグノデントペンを設置しております。ダイアグノデントペンは、歯面に655nm のレーザー光を照射することで起こる蛍光反射を測定し隠れたむし歯を検出します。むし歯の程度を数値で判断できるので、早期発見早期予防・早期発見早期治療を行うことができるのです。
むし歯が気になる方は、ぜひ受診してくださいね。
にしい歯科クリニックは、大阪市中央区の東高麗橋(天満橋駅と北浜駅のちょうど真ん中あたり)にあります。
平日は21時まで診療しています。
お口の中のどの様なお悩みもお気軽に相談してくださいね。